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生成AIセミナー講師の選び方

主催者が依頼前に確認したい5項目。講師の知名度や使用ツールだけで判断せず、参加者が持ち帰るものから逆算します。

執筆:川合卓也(KAWAI)/公開:2026年9月25日

生成AIセミナーは、同じ「ChatGPT入門」という題名でも、中身が大きく変わります。情報を知る講演、画面を見せる実演、自分の仕事で試す演習では、必要な時間も準備も違います。まず主催者が「参加者に何を持ち帰ってほしいか」を決め、その成果に合う講師を選ぶことが大切です。

依頼前に確認する5項目

  1. 参加者と到達点が具体的か
  2. 実演に使う題材が参加者の仕事に近いか
  3. 参加者が手を動かす時間と成果物があるか
  4. AIの誤りや機密情報の扱いを説明できるか
  5. 準備、当日、事後の担当範囲が明確か

1. 参加者と到達点が具体的か

社員向けの基礎研修と、イベント来場者向けの講演では、同じテーマでも伝え方が変わります。「初心者向け」で終わらせず、参加者の職種、AIの利用経験、終わった時にできてほしい行動を共有してください。

講師に聞くこと

「参加者の多くがAI未経験です。90分後にできるようになることを、一つ挙げると何ですか?」

2. 実演の題材が仕事に近いか

最新ツールの機能紹介だけでは、自分の仕事への使い方が見えないことがあります。営業なら提案準備、広報なら告知文と画像、制作なら構成からレビューまでの流れなど、参加者が日頃扱う素材に寄せた実演ができるかを確かめます。機密資料を使う必要はありません。公開情報やダミー素材でも、判断の流れは見せられます。

講師に聞くこと

「当日は何を入力し、どんな出力を作り、どこを人が確認する実演ですか?」

3. 手を動かす時間と成果物があるか

講演なら理解と関心を生むことが中心です。研修なら、参加者が自分の業務で試し、結果を確認する時間が必要です。講師が話す時間だけでなく、受講者が作るもの、持ち帰るものまで確認します。たとえば業務に使う指示文の初版、画像制作の評価表、翌週に試す業務の候補などです。

講師に聞くこと

「参加者は会の中で何分手を動かし、終了時に何を持ち帰りますか?」

4. AIの誤りと情報の扱いを説明できるか

生成AIの出力は、そのまま公開・納品できるとは限りません。事実確認、著作権や素材の利用条件、社外秘の入力範囲など、主催者側のルールに合わせて注意点を扱えるかを確認します。特に企業研修では、参加者が演習へ使う素材を事前に決めておくと進行が止まりにくくなります。

講師に聞くこと

「実演の出力に誤りがあった場合、どのように確認して修正する流れを見せますか?」

5. 依頼範囲と見積もり条件が明確か

登壇料だけで比較すると、企画打ち合わせ、資料のカスタマイズ、配布資料、録画の再利用、交通費、事後の質問対応が見落とされがちです。必要な作業を一枚の依頼文にまとめ、同じ条件で見積もりを取ると比較しやすくなります。

講師に聞くこと

「事前の企画相談、資料修正、録画公開、事後の質問対応は、どこまで含まれますか?」

形式は、主催目的に合わせて選ぶ

講演・ウェビナー

広い参加者にAI活用の可能性を伝えたい時に向きます。実演と質疑を入れても、個別業務への落とし込みは別の機会が必要です。

少人数のワークショップ

参加者が自分の題材で試すことを重視します。利用ツール、演習素材、アカウントや端末の準備を事前にそろえます。

法人研修と実施後の支援

部署の業務へ定着させたい時は、対象業務の選定と、研修後に誰が確認するかまで設計します。法人全体の導入計画はAI RUNの支援内容も参考にしてください。

依頼文に書く7つの情報

  1. 開催目的と、終了後に期待する行動
  2. 参加者の職種、人数、AI経験
  3. 希望テーマと、扱ってほしい実務
  4. 日時、所要時間、オンラインか対面か
  5. 演習の有無と利用できるツール
  6. 録画・配布資料・事後対応の希望
  7. 予算の目安と決定時期

すべて決まっていなくても相談は可能です。ただし参加者と目的が分かると、講師からの提案は具体的になります。

登壇テーマから相談できます

川合卓也は生成AI・AIデザインを中心に、セミナー登壇、制作実務の演習、法人研修に対応しています。過去のテーマと登壇実績はトップページで確認できます。

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執筆者

川合卓也(KAWAI)。AI導入コンサルタント、講師。生成AI、デザイン、資料作成、マーケティングの実務活用をテーマに登壇しています。講師プロフィールを見る

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